concept
幼い頃、和紙の折り紙を集めるのが好きだった。
今想うと、これが紙好きになるきっかけだったのかもしれない。
美濃に来て、天然にこだわった美濃手漉き和紙に触れ、紙に温かさと包み込むような優しさを感じた。
1300年もの歴史ある日本の手漉き和紙を、現代の暮らしの中に取り入れて欲しいと願いながら、
紙という身近な素材を平面で、そして平面から立体への変化を楽しみながら、
モノ作りに取り組みたい。
inconnue,(アンコニュ)とはフランス語で「未知数」という意味。
和紙をはじめとした様々な紙の魅力や可能性をモノ作りを通して、
多くの人に伝えられたらとてもうれしく思う。
profile
嶋田真由美 MAYUMI SHIMADA
1981年 北海道生まれ。
2002年 北星学園女子短期大学 生活教養学科 クリエイティブコース卒業後、
北海道東海大学 芸術工学部 デザイン学科編入。
短大と大学で空間デザインを学ぶ。
2004年 北海道東海大学 芸術工学部 デザイン学科卒業後、
ブライダルコーディネート会社でペーパーアイテムのデザインを担当。
2006年 フリーランスデザイナーとして美濃和紙若手後継者のグループ、
「美濃和紙ネットワーク21」と商品開発事業に参加。
職人の紙の特性を活かしたブライダルアイテムを制作する。
2007年 美濃市 道の駅「美濃にわか茶屋」の垂れ幕、間仕切りのデザインを手掛ける。
同年、リビングセンターOZONEで行われた展示会「MINOGAMI/market」で
2006年に開発した商品を展示。
2008年 美篶堂 ショップ・工房・ギャラリーにて「手漉き和紙×活版印刷=名刺」展の
プロデュース・デザインを手掛ける。
2012年 高円寺ギャラリー/Babue de Bonheur 1st exhibition [en] に参加。